【請求解決事例#6】姑問題
慰謝料請求の解決事例のうち、ここでは家族や親族との折り合いの悪さが、離婚の原因となったケースについてみていきます。よくある嫁・姑問題や、遺産相続でのいざこざなど、誰にでも起こりうるケースですので、一度目を通してみてはいかがでしょうか。
離婚慰謝料【姑問題#1】
姑の嫉妬から離婚へ発展
- 請求した相手:夫
- 同居期間:不明
- 家族構成:妻・夫・子
(2人)
もともと共働きだったYさん夫妻。Yさん自身は、月50万円ほどの収入があったそうです。
夫婦と一緒に姑が同居することになりました。この姑、ことあるごとにYさんに嫉妬心を燃やし、嫌がらせをしてきました。やがて姑はYさんに「息子には十分な収入があるからあなたは働くな」と言うように。労働意欲の高かったYさんは家事と仕事の両立に悩んで、結局、家を出ていくことになったのです。
2人の間の子どもは、母親であるYさんが引き取ることで両者納得しました。夫名義で購入した6,000万円の自宅やその他の不動産はどうしたらよいのかわからず、弁護士に相談することに。
すると、弁護士はさっそく不動産売却による財産の所在を明確化するため保全処分を申請し、無事、Yさんは得るべき資産を確保し離婚調停を成立させることができました。
出典:東京リード法律事務所HP:解決事例(嫁姑関係から調停離婚を行った事例)
- 慰謝料:不明
- 親権:Yさん
東京リード法律事務所
- 所在地:東京都千代田区神田須田町1-12-3 アルカディアビル5F
- 予約方法:メール、電話
- 着手金:20~50万円
離婚慰謝料【姑問題#2】
無き寝入らないハートの強さ
- 請求した相手:夫
- 同居期間:不明
- 家族構成:妻・夫・子
(2人)
Sさんは、夫の浮気が原因で別居状態でした。
夫からは浮気したことに対する謝罪もなく、姑からはSさんに非があるようなことを言われていました。
さらに、夫は一切お金を家庭に渡さず、子どもの児童手当もくれませんでした。そのうち、夫と連絡がとれなくなったので、弁護士を利用することに。
当初、夫は慰謝料や養育費を支払えないことを強調していたが、Sさんは、夫の両親にある程度お金があることを感じとっていたため、条件をすぐに下げず、粘り強く話し合いを続けました。
結果は、解決金160万円、養育費月2万円で調停成立となりました。
出典:https://tobira-rikon.com/results/results-906/
出典:とびら法律事務所HP:解決事例(慰謝料0円,養育費1万→解決金160万円,養育費月2万円で離婚を成立させたケース)
- 慰謝料:0円
- 解決金:160万円
- 養育費:月2万円
とびら法律事務所
- 所在地:千葉市中央区新町3-7 高山ビル3F
- 予約方法:メール、電話
- 着手金:着手金:30万円(親権争いがある場合40万円)
編集者後記
とくに嫁姑間の問題に原因を発する離婚では、姑に離婚裁判で慰謝料を請求することはできません。
「じゃあ泣き寝入りなの?」「それだと悔しすぎる」と嘆かれるかもしれません。姑に対して慰謝料請求をすれば、彼女から慰謝料を取ることは可能と言えば可能です。
離婚裁判はあくまで夫婦の間での訴訟となるため、そこに第三者である姑を登場させることはできません。しかし、姑に直接慰謝料請求すればよいのです。
訴訟になると、時間と金銭的な労力が非常にかかることを考えると、早めに慰謝料請求で解決をして新たな人生を歩むのが得策かもしれませんね。